常に酔っぱらっている共演者

ケイト・ベッキンセイルは、ある撮影現場で常に飲酒している共演者がおり、それが自身や映画の制作に悪影響を及ぼしていると周囲に問題提起したことがあったという。

「共演者が毎日酔っていて、何かしらの問題を抱えているのだろうと同情しているが、彼が台詞を覚えるのに毎日6時間待たなければならないのは本当に難しいと感じている」「そのせいで、映画の間中、娘に夜会うことができなくなっている」と述べた。

しかしこの発言によって、ベッキンセイルは『あのクソ女(that c–t)』と呼ばれるようになった。さらに嫌がらせなのか、彼女は待ち時間を利用するために自転車を与えられたという。

また、過去に厳格なダイエットと運動プログラムを課された結果、生理が2回止まったことも明かした。

さらに、2つの映画のアクションシーンで、それぞれの俳優との対決中に「安全ではない」と感じたが、MRI検査を受けて自分が本当に負傷していることを証明しなければならなかったという。

問題を訴えると、あなたを完全に破壊しようとする「機械」が動き出す

しかしベッキンセイルは、個人を名指しして批難するのではなく、問題は業界内で女性が正当な理由で不快、有害、侮辱的な行為について苦情を申し立てた際に生じる「機械的な反応」にあるという。

ベッキンセイルは、問題を提起したことで「ガスライティング(些細な嫌がらせを継続的行うこと)され、自分が問題だと感じさせられ、孤立させられた」と語る。キャストの夕食会に呼ばれなかったり、問題を提起した後から口をきかれなくなったりしたことがあったそうだ。

さらに、共演者だけでなく、彼女自身が雇ったスタッフからも問題を抱えたという。「私が雇った広報担当者によって、流産の翌日に写真撮影を強制されたこともあります。」彼女が撮影を拒否しようとすると「そうしなければ訴えられる」と脅されたという。

新たな変化に期待

ベッキンセイルは、これが自身のキャリアを通じて経験したすべてではないとしつつも、女性の扱いに関する状況が変わりつつあることや、ライヴリーのように声を上げる女性たちが他の人々にとってもインスピレーションとなっていることに感謝しているという。