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お年玉は新札で渡すべき?
お年玉は、年始のあいさつとして渡されるもので、ご祝儀の1つと考える人もいます。結婚式をはじめとしたご祝儀を包む際は、新札を用意することが一般的なマナーとされているので、新札は礼儀であると考える人もいるでしょう。
小学館が行ったお年玉に関する調査によると、お年玉に新札を用意する人は全体の48%、新札以外は52%という結果になり、半分近くの人が新札を用意していることが分かります。
お年玉に新札は向いていないかも
ご祝儀に新札を用意するのは、現代社会に浸透しているマナーではありますが、なぜお年玉に新札は向かないのでしょうか。それは新札の発行事情と、渡す対象が「子ども」であるという点が挙げられるからです。
新札は限りがある
実は、新札は発行・流通している数に限りがあります。新紙幣が発行されたばかりだから、どんどん新札を印刷しているのでは、と思うかもしれません。
しかし、新紙幣をどんどん印刷して流通させてしまうと、市場に出回る紙幣が一気に増えてしまい、経済のバランスを取るのが難しくなってしまいます。そうなることを防ぐため、寿命がきて古くなってしまった紙幣を回収しながら徐々に新紙幣を流通させているのです。
銀行の金庫にある1万円札もすべてが新紙幣というわけでないので、状況によっては新札の在庫がないというケースもあるのです。