コートをぐちゃぐちゃにハンガーにかけてくれたり、ビールをコップに勢いよく泡だけ注いでくれたりもします。飲みかけのぬるいビールの上から、なみなみと勝手につぎ足してくれちゃったり。普段絶対やらないのに」

そして、お手伝いが終わると、またにこにこしながら隣に座ると。

お年玉をもらう子ども
「かわいいんですよ? かわいいんだけど、『私がこどものときって、ここまで露骨にちょうだいオーラだしていたかな?!』ってちょっとひっかかるというか。まあ、自分が自覚していないだけで、出していたのかもしれませんね。だからやっぱり文句は言えないけど……(苦笑)」

◆お年玉をあげたとたん、解散とばかりに散っていく

お年玉を引き出すための“過剰な接待”は止まりません。

「すき焼きを一生懸命ぐちゃぐちゃに取り分けてくれたり、お風呂に入っていると入れかわり立ちかわりでのぞきにきて、『手伝うことない?!』『お酒いる?!』って。どれだけのんべえだと思われてるんだろう……。

布団も、シーツも枕カバーもなしにひいてくれて、コンビニに行くときもついてくる。それで、荷物も持ってくれる。すごいですよね。お年玉目当てだとしてもなんかかわいくて、去年は思わずあげちゃいました」

あげた後のお姫様扱いは……?

「お年玉をあげたとたん、解散! とばかりに散っていきましたよ(笑)。もう一切私の前に出てこないし、話しかけてもこない。潔くて、むしろ面白いです。

◆帰省できない伯母に届いた「甥っ子のメッセージ」

今年は用事があって実家に帰省できないので、お年玉の攻防戦ができないのがちょっと残念。でもあげないで済むから『今年は私の勝ちだ!』なんて思っていたら、妹経由で甥っ子たちからメッセージが送られてきたんです。

『今年はペイペイでいいよー!!』って一言だけ。絶対にあげるもんか」

経済的には痛いと言いながらも、攻防戦を少し楽しんでいるようにも見える吉本さん。今後、どんなバトルが展開されるのでしょうか。