◆薄給の私に、年始から2万円近い出費は痛すぎる
お年玉をあげる子どもたちの人数も、1人や2人ではありません。
「小学3年生の姪っ子1人に、小学2年生の甥っ子が2人。それにいとこたちが来ると、双子ちゃんや小学一年生の子も集まるので、子どもだけで6人です」
何歳の子どもにどのくらいの金額をあげるかは、それぞれの家庭で違いがありますよね。
「ちなみにうちは、小学6年生までは一律3千円です。中学生と高校生になると、5千円になります。自分も昔親戚からもらっていたので、あまり文句は言えないのですが……。ただ、薄給の契約社員にとって、年始から2万円近い出費は痛すぎます」
ちなみに全国的な“お年玉の出費額”はどのくらいなのでしょうか。
株式会社インテージが昨年12月に発表した「お年玉」に関する調査結果(全国の15歳から79歳の男女5,000人を対象に実施)によると、お年玉を渡す側の予算総額は平均で25,099円でした。決して小さい金額ではありません。
◆年末年始だけ、私をお姫様扱いしてくる子どもたち
家族とは年末年始以外、お盆の時期やお彼岸に会うか会わないかという程度。実家で集まったときも小学生の子どもたちは部屋でゲームをして出てこなかったり、出かけてしまってほとんど落ち着いて話すこともないそうです。
「そう、それなのに、年末年始に帰ったときだけ、小学生チームがぞろぞろと家の玄関の外にまで迎えにくるんですよ。にや~って笑いながら。『寒いから』って、徒歩10分の駅には迎えにこないくせに」
そして、吉本さんは“その時だけ”まるでお姫様のような扱いを受けるそうです。
◆かわいいけど……露骨な「ちょうだいオーラ」にゲンナリ
「『寒かったでしょ』『バック持つよ』って。持つといっても、玄関先で渡して、運んでくれるのは靴を脱いで上がるまでの5歩だけ(笑)。すぐ放置されます。それで、ニコニコしながら渡すまで近くをうろうろされる。