演技の幅も広く、ドラマ『RoOT / ルート』(テレビ東京系)でハードボイルドな女性を演じたかと思えば、映画『あんのこと』では暴力的な母親から売春を強いられ、薬物に溺れてしまった少女を体当たりで演じ、CMで見せる愛らしい表情からは想像もつかないような憑依型の演技で観客を魅了する。高い演技力、個性的な佇まい、圧倒的な存在感に加えて、周りに流されない仕事ぶりが高い支持を集めているのではないでしょうか」

「消費」危惧も…一過性の人気に左右されない

 あまりに多忙になると、早く消費されてしまうことを懸念する声も出てくるが、その心配はないと前出の記者は太鼓判を押す。

「テレビでの活躍も期待される一方で、現在出演が決まっている2025年公開の映画だけでも吉田大八監督の『敵』、城定秀夫監督の『悪い夏』、大九明子監督の『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』と映画ファンから信頼の厚い監督の作品が並んでいます。

 これまでのキャリアから考えると、河合自身も映画に軸足を置きたいでしょうし、所属する鈍牛倶楽部は役者ファーストで知られ、映画に力を入れている実力派俳優が多く所属していますから、今後も一過性の人気に左右されずに、将来の大女優への道を歩んでいくのではないでしょうか」

 プライベートでは、俳優の池松壮亮との交際が報じられたが、アイドル的な支持ではなく実力が評価されての現在のブレイクということもあり、人気に影響はないようだ。一過性の露出急増で消費される心配もなさそうで、今後も順調に女優として成長していきそうだ。