編集S ほかには?
新越谷 濱田祐太郎の『ブラリモウドク』もよかったなー。盲目の芸人が街ブラしたらこうなるという実験番組。最初は視覚障碍者の日常を垣間見るみたいな啓蒙的な雰囲気もありましたが、バッテリィズのエースがゲストに来たときは、射的させたりクライミングさせたり、濱田が「目が見えない」ことそのものをイジリ倒すという、見たことのない番組になってた。
編集S また見たいですね。
オードリーと平子の飛躍
編集S 今年飛躍したと言えば、平子ですかね。
新越谷 番組出演本数ランキング4位だって。春日より平子が上にくる世界線。感慨深いとしか言いようがない。
編集S 『ANN』時代からは考えられないですよね。今思い出しても、あの打ち切りはなんだったのか。
新越谷 なんか、正しくおじさんになったという感じがするんですよね。有吉との関係性があるから天狗になりようもないし、売れたからといってリスナーが置いてけぼりになっている感じもしない。いい歳の取り方をしてると思います。あとやっぱ、顔がいいですよねえ。
編集S オードリーは東京ドーム大成功で、またひとつ格を上げた感じがします。
新越谷 配信含めて16万人ですからね。若ちゃんは『M-1』審査員も引き受けたし、オードリーも大人になっていってるなぁと感じます。
編集S 次にこのへんに上がってくるのって、誰あたりなんでしょうね。
新越谷 オードリーと平子って、なんだかんだ言って清潔感があるじゃないですか。
編集S ありますね。
新越谷 時代は繰り返すというか、振り子の理論というか、次は逆のイメージの芸人が来ると思うんですよね。
編集S 清潔感の逆。
新越谷 井口と森田。
編集S ああ……。
ベストコンテンツを決めよう
編集S それでは最後に、今年のベストコンテンツをジャンル別に決めてきましょう。
新越谷 いいですね。
編集S まずはネタから。賞レースでもネタ番組でもいいですけど。
新越谷 シンプルにいちばん笑ったのは『KOC』のニッ社の野球部かなー。あと、これがアリなら『ゴールデンコンビ』決勝のくるまと野田。木村カエラと中村倫也のやつ。