今年あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。
松本人志のいないお笑い界
編集S さて、今年は有史以来初めて、松本人志のいないお笑い界ということになりましたが。
新越谷 有史以来ってことはないけど、私たちのリアルタイムでは確かに初めてですね。松ちゃんがいない。
編集S 年末にはYahoo!ニュースに単独インタビュー記事が出て話題を呼んでましたけど、見ました?
新越谷 見たけど……。
編集S どうでしょう? 来年はオリジナルでチャンネル作って活動するとか。
新越谷 見ると思いますけど、正直あんまりもう出役としてのお笑いには期待してない感じです。『MHK』もそんなだったしなぁ。
編集S 『松本人志のコントMHK』いつの話ですか。
新越谷 2010年とか11年とか。あの感じだったら、もういいかなと思う。インタビューで「ギャラが入ってないのが傷つく」とか言ってんのも、ちょっと何なんだよって感じだし。
編集S 嫌いになっちゃった?
新越谷 そういう話でもないし、松ちゃんも私も年を取ったという、それだけのことです。
編集S なんだかしんみりしてしまいましたね。それはそうと張り切って振り返りましょう。
新越谷 わかりました、張り切ります。
MVPを決めるなら
編集S お笑い的にMVPを決めるなら、ねえ。
新越谷 粗品ですかね。
編集S あら、令和ロマンでなく?
新越谷 『27時間テレビ』で世間の評価をひっくり返したのは、やっぱりすごかったと思うんです。あれだけの大番組で、ひとりで無双してしまった。あんなことをできるのは粗品しかいないと思うんですよね。見せつけたというか、野田クリスタル的にいうなら「わからせた」と。
編集S 確かに、今年前半はずっとネットニュースを騒がせてネガティブな評判も多かったですが、逆転した感じはありましたよね。
新越谷 宮迫さんにかみついてたのも『27時間』に引っ張り出すためだったと言ってたし、終わってみれば全部『27時間』に向けてのフリだったようにも見える。それだけ、今年の粗品は『27時間』に賭けてた。で、結果も出した。『27時間』本番も、年上が見たらヒールだし、若い人が見たらヒーローだったと思うんですよ。なかなか、そういうキャラクターまでたどり着ける人はいないですよね。