※参考資料を基に筆者作成
 
このように、昭和や平成に発行された旧1000円札でも、未使用品には価値がついているものもあることが分かりました。しかし、日本銀行が「現在有効な銀行券」として定めている、現在でも使用できる紙幣には価値がつきにくいかもしれません。
 
例えば、金地金などと交換できる兌換紙幣(だかんしへい)として発行された甲号券は発行期間が短いため、高い価値がついています。しかし、戦後に発行された紙幣は未使用品でないかぎり、あまり価値はついていません。
 

「新紙幣」にも価値がつく? 高く売れる紙幣の特徴とは

前述の通り、昭和や平成に発行された紙幣でも、未使用のものであれば価値がつく可能性があります。その他にも、以下に該当するものは「レア紙幣」として扱われるため、額面以上の金額で売れるかもしれません。

●一度も使用していない未使用品
●発行番号(記番号)が若い
●発行番号(記番号)のアルファベットが1桁
●発行番号(記番号)がゾロ目
●サンドイッチ番号やラスト番号など発行番号(記番号)に特徴がある

 

まとめ

今回は紙幣の改刷に着目し、旧紙幣の価値について解説しました。現在でも使える紙幣に価値がつく可能性は低いかもしれませんが、未使用品やレア紙幣であれば高く売れるかもしれません。また、発行番号(記番号)に特徴のある新紙幣や旧紙幣をお持ちの場合は、使用しないで保管しておくのもおすすめです。
 

出典

内閣府 政府広報オンライン  2024年7月3日、新しいお札が発行!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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