タバコ価格の推移
まずは、タバコ価格の推移を確認しておきましょう。例として、人気商品であるタバコAの価格の推移を以下の表1にまとめました。
表1
価格改定のタイミング | タバコAの価格 |
---|---|
2006年7月~ | 300円 |
2010年10月~ | 440円 |
2014年4月~ | 460円 |
2018年10月~ | 500円 |
2019年10月~ | 510円 |
2020年10月~ | 560円 |
2021年10月~ | 600円 |
※参考資料を基に筆者作成
タバコAは2006年当時と比較すると、2024年現在は2倍の価格になっていることが分かります。このようにタバコが値上げされる主な理由は、たばこ税が増税されているためです。タバコを購入する場合には消費税に加えてたばこ税を支払わなければならず、日本たばこ産業株式会社(JT)によると「税負担率は6割にも達するなど、たばこは、わが国でも最も税負担率の重い商品のひとつ」とされています。今後もたばこ税が増税される可能性もあり、その場合にはタバコ価格のさらなる上昇は避けられません。
1日1箱吸うと年間「19万円~22万円程度」のコストがかかる
タバコを1日1箱吸うと、年間でいくらのコストがかかるでしょうか。520円・580円・600円で販売されている銘柄のタバコを例に、1日1箱吸う方の年間コストを以下の表2にまとめてみました。
表2
520円のタバコ | 580円のタバコ | 600円のタバコ | |
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年間コスト | 18万9800円 | 21万1700円 | 21万9000円 |