たばこに含まれるニコチンに依存性がありニコチンが切れるとストレスを感じやすかったり、喫煙が生活の一部として習慣化していたりすることから、禁煙できない人も多いといわれています。「たばこ代が高くなったらやめよう」という意思だけでは、必ずしもやめられるとは限りません。
 
禁煙を成功させるには、「禁煙外来」など専門家のサポートを受けることも検討すべきでしょう。
 
禁煙外来は、たばこをやめたい人のために設けられた専門外来のことで、医師との面談を通じて個人に合った禁煙方法が提案されます。ニコチンガムやニコチンパッチを使い、段階的にたばこの量を減らしていくため、無理なく禁煙に取り組めるのが特徴です。健康保険が適用される場合、自己負担額は1万3000円~2万円程度です。人によっては1ヶ月のたばこ代より安く済むでしょう。
 

まとめ

喫煙者が1ヶ月にたばこに費やす金額は1~2万円程度が相場です。何にお金を使うかは個人の自由ですが、たばこは「百害あって一利なし」ともいわれます。金銭面や健康面の負担を減らすためにも、禁煙したほうが賢明といえます。
 
「値上がりしたら禁煙する」と宣言している人もいるかもしれませんが、いざ値上がりしても自分の意思だけでやめるのは難しいものです。身近な人の喫煙をやめさせたい場合、まずは禁煙外来の受診を勧めてみると良いでしょう。
 

出典

株式会社VUEN たばこ税増税と喫煙実態に関する調査(PR TIMES)
財務省 たばこ税等に関する資料
厚生労働省 e-ヘルスネット ニコチン
厚生労働省 e-ヘルスネット 禁煙外来
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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