▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
たばこにかかる費用の平均は?
ニコチンゼロのリフレッシュアイテムを販売する株式会社VUENが、1日1箱以上たばこを吸う人を対象に2021年に実施した「たばこ税増税と喫煙実態に関する調査」によると、1ヶ月あたりのたばこに費やす金額は「1万5000円~1万9999円」が最も多く、全体の34.3%という結果でした。次いで「2万円~2万4999円」が21.3%、「1万円~1万4999円」が16.7%です。
仮に毎月たばこに2万円費やしていると、1年で24万円もの支出になります。20万円以上あれば、旅行する、家電を買い替える、急な出費に備えるなど、さまざまな用途に使えるでしょう。たばこ代が日々の家計に与える影響は決して少なくありません。
値上がりは禁煙のきっかけになる?
たばこの価格が上がったら禁煙を考える人はどれくらいいるのでしょうか。同調査によると、「禁煙を検討するたばこの値段」として最も多かった回答は「600円~649円」で、全体の19.4%を占めました。
なお、財務省の「たばこ税等に関する資料」には、2024年4月時点の「代表的な紙巻たばこ」として「1箱(20本入り)580円」の小売価格が示されています。たばこの銘柄によって価格は異なる上、調査当時の相場とは異なるので一概にはいえませんが、先ほどの調査によると「600円以上になると禁煙を検討する」層が多いことから、多くの喫煙者が現在の価格帯より少し高くなると禁煙を考え始めるということになります。
一方で、次に多い回答は「1000円~1499円」で、全体の13.0%がこの価格になれば禁煙を考えると答えている点も見逃せません。また、「どれだけ値上がりしても禁煙を検討しない」という層も4.6%います。このことから、たばこの値上がりだけで禁煙を決意するのは簡単ではないことが分かります。