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電気便座には2種類ある
電気便座には、暖房機能だけがついたものと、温水洗浄便座の1つの機能として暖房機能がついたものがありますが、本記事では、温水洗浄便座について解説します。温水洗浄便座は次の2タイプがあります。
貯湯式
貯湯タンクの中にヒーターが備え付けられており、タンクに保温された温水を使用する方式です。一度に多くの温水を使用できますが、温水を保温するための電力が必要です。
瞬間式
お湯を貯めるタンクがなく、使用するときに瞬間的に水を温めて温水として使用する方式です。一度に使用する温水の量が限られますが、常にお湯を温めない分、貯湯式に比べて消費電力が少なく済みます。
電気便座の電気代はいくら?
経済産業省の「省エネ性能カタログ2024年版」に掲載されている電気便座の平均的な消費電力を引用し、貯湯式と瞬間式それぞれの電気代を見ていきましょう。なお、電気代は以下の式に当てはめて計算します。
便座の電気代=消費電力(キロワットアワー)×31円(円/キロワットアワー)※
※1キロワットアワーあたりの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価
●貯湯式の電気代(年間):157キロワットアワー×31円=4867円
●瞬間式の電気代(年間):89キロワットアワー×31円=2759円
※いずれも節電機能を使用した場合の消費電力で計算しています。