うどん県・香川
まずは小麦を生産していたこと、瀬戸内海があり塩や出汁に使われるいりこが獲れたことです。加えて、香川県は瀬戸内気候で雨が少なく米を安定的に収穫することができなかったことも理由です。
その結果、暮らしていくために、米よりも小麦を使った食べ物を食べるようになったのです。これによりうどんが庶民の食卓に並ぶようになりうどんが県民食になったと言われています。
さぬきうどん振興協議会が2008年より年明けうどんを推進している他、2011年には香川県観光協会が「うどん県に改名しました」とうどんをアピールしたPRを行っています。うどん県PRとして継続的に施策が展開されているようで、2019年はうどんにかけてポケモンの「ヤドン」をコラボし、2020年に正式に「うどん県PR団」に任命されています。
香川県では日常的にうどんが食べられており年越しにうどんを食べることには抵抗はないようですが、大晦日には年越しそばを食べる人のほうが多いというアンケート結果もあります。
年明けには年明けうどん!
年明けうどんは初めて聞いたという方も多いでしょう。うどんの消費を推進する協会によるPRですが、手軽に作ったり食べたりできるうどんは年末年始にも楽しめます。
スーパーやコンビニでうどんは購入できるので、お正月までに購入をしておいて年明けには赤い食材を一つ入れて自分なりの年明けうどんを作り、一年の幸福を願うのもいいですよね。