大晦日に年越しそばを食べることは一般的に知られていますが、年明けうどんについてはあまり知られていません。年明けうどんは言葉の通りに年が明けてから食べるうどんのことです。ではこの年明けうどんとは一体どのようなものなのでしょうか。
年明けうどんとは?
大晦日には年越しそば、元日や三が日にはおせちを食べる文化は根強く残っていますよね。近年、年明けに食べる「年明けうどん」が少しずつ知られるようになってきました。
年明けうどんの由来やレシピなどをご紹介します。
年明けうどんの由来
年明けうどんはさぬきうどん振興協議会が作った言葉で、2008年に商標登録されています。冬にイベントを開催したり県内のうどん店で年明け限定うどんを提供したりと全国に年明けうどんが認知されるように活動が行われています。
商標の利用には申請が必要ですが、申請している業者は現在開始当初の2.5倍程に増加し、年々活動は拡大しているようです。
年明けうどんの定義としては、「1/1~1/15の間に食べる」「純白のうどんに紅い食べ物を加えたもの」とされており、家庭でも手軽に作って食べることができます。
年明けうどんのレシピ
年明けうどんの作り方ですが、白いうどんにトッピングとして紅い食べ物を使用して「紅白」を作ることで年明けうどんになりますので、紅い具材を用意します。
紅い食べ物でも梅干しは取り入れやすいのではないでしょうか。家庭で常備していることも多いでしょうし、スーパーで年中販売されています。うどん販売店で提供されているうどんにもよく使われていますのでうどんとの相性もよいです。
他のトッピングでは、えびや紅白かまぼこ、金時にんじんなども取り入れやすいです。これらの赤い食べ物に加えて自分の好きな具材を入れてもよいでしょう。ゆで卵やわかめ、ネギやカブの葉、天ぷらやかき揚げなどはうどんのトッピングとして定番ですね。
年越しそばの意味は?
年越しそばは江戸時代に定着しました。
年越しそばの由来は諸説あるようですが、「細く長いもので長寿や家の繁栄を願う」「切れやすいもので今年の厄を断ち切る」といったものがよく言われています。
細く長いものというのは麺類のほとんどに当てはまりますが、そばは他の麺類に比べて切れやすいです。