近くの買い物やちょっとした外出など、30分以内で戻る場合は「つけっぱなし」がベストです。エアコンは電源を入れ直す際にフル稼働し、余分なエネルギーを消費するため、短時間の外出では切らないほうが電気代を節約できます。
 

3.中程度の外出(1~2時間程度)

外出時間が1~2時間の場合は、外気温によります。外気温が3℃未満の寒冷地では部屋がすぐに冷えてしまうため、「つけっぱなし」のほうが効率的です。
 
外気温が3℃以上なら、暖房をオフにしても部屋が急激に冷えることは少ないため、「こまめなオン・オフ」のほうがお得になることが多いです。
 

4.長時間の外出や睡眠時

さすがに半日以上となれば、エアコン暖房は切ったほうが節約になります。なお、睡眠時はエアコンをオフにしている人もいるかもしれませんが、エアコンの睡眠モードやタイマーを活用すると快適に過ごせるでしょう。
 

電気代を抑えるための工夫

まずは設定温度を見直しましょう。冬場の適正な設定温度は20℃が目安です。高すぎる設定温度は電力消費が増える原因になるため、少し厚着をするなどして調整します。
 
次に、部屋の断熱性能を高めることが重要です。窓に断熱シートや厚手のカーテンを使うことで、熱が外に逃げるのを防げます。また、エアコンのフィルターを定期的に掃除すると効率が向上し、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。
 
さらに、サーキュレーターや扇風機を活用して部屋の空気を循環させると、部屋全体が均一に暖まり、エアコンの稼働を抑えることができます。
 

まとめ

エアコン暖房はつけた瞬間が最も電力を消費するため、基本的に「つけっぱなし」のほうが電気代を抑えやすいです。ただし、1時間以上外出する場合は外気温を考慮し、「こまめに消す」ほうが節約になります。
 
さらに、フィルター掃除や設定温度の見直しなどの簡単な工夫も効果的です。こうした小さな積み重ねが電気代の節約に貢献するでしょう。
 

出典