金融広報中央委員会 知るぽるとによれば、2000万円以上の貯蓄を持つ60代世帯は、単身世帯および二人以上世帯において、35~40%ほどにのぼりますが、中央値は1100万~1200万円と現実的な水準です。この差は一部の富裕層が平均値を押し上げているためと考えられ、老後資金の計画には中央値を基準にすることが現実的でしょう。
2000万円を貯めるには、長く働いて安定した収入を得たり、家賃や水道光熱費などの固定費を見直して支出を抑えたりする工夫が重要です。収入の安定や節約により、安心できる老後資金の形成を目指しましょう。
出典
金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 1.現状整理(高齢社会を取り巻く環境変化) (3)金融資産の保有状況(16ページ)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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