▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
60代の平均貯蓄額
金融広報中央委員会 知るぽるとの「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60代の世帯における金融資産の平均保有額は以下の通りです。
●60代単身世帯:1468万円(中央値210万円)
●60代2人以上世帯:2026万円(中央値700万円)
なおこのデータには、金融資産を保有していない世帯も含まれています。
貯蓄額別の割合
同調査によると、60代における金融資産保有額別の割合は表1の通りでした。
表1
金融資産保有額 | 単身世帯 | 2人以上世帯 |
---|---|---|
0円(非保有) | 33.3% | 21.0% |
100万円未満 | 8.5% | 5.9% |
100万~200万円未満 | 4.7% | 4.5% |
200万~300万円未満 | 2.8% | 4.3% |
300万~400万円未満 | 4.3% | 3.0% |
400万~500万円未満 | 2.4% | 1.9% |
500万~700万円未満 | 3.5% | 7.2% |
700万~1000万未満 | 2.8% | 6.7% |
1000万円以上 | 34.2% | 42.2% |
出典:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成
単身世帯、2人以上世帯いずれにおいても、金融資産保有額1000万円以上の割合が最も多く、次いで金融資産非保有の割合が多いという結果です。このことから、60代の貯蓄額には格差があるものの、高額の貯蓄を持つ人が多いことが分かります。