「和牛を組ませたBKBとしては、通常運転が、ありのままの最終回がいいのかなとは思っております、ほんとに」
そのBKBの言葉通り、他愛のないエピソードトークに終始する最終回。川西賢志郎は和牛について何も言及することはなく、水田信二はほとんど発言の機会さえ与えられなかった。
その後、水田は『ラヴィット!』(TBS系)などバラエティを中心に活動しており、川西はNHKの朝ドラ『おむすび』に出演するなど、お笑い以外の道も模索し始めている。
プラマイと和牛、10年後のNGKでトリを取るはずだった2組の漫才師のキャリアはそうして終わりを告げていった。
ゼンモンキー
芸歴4年にして昨年の『キングオブコント』(TBS系)ファイナリストまで駆け上がった渡辺エンタテインメントの若手トリオ・ゼンモンキーも解散の道を選んでいる。
今年の『KOC』にエントリーしていないことでファンから心配の声が上がっていたが、10月になってSNS上で各メンバーが解散を発表。わずか5年のトリオ活動となった。
その後、むらまつとヤザキは漫才コンビ「ゾンビーズ」として、荻野将太朗はトリオ「ダンゴ虫たち」として今年の『M-1』にエントリー。ゾンビーズは1回戦敗退となったが、ダンゴ虫たちは準々決勝に進出している。
1年目で「ワタナベお笑いNo.1決定戦」の決勝に進出、ファイヤーサンダーやAマッソ、四千頭身、金の国といった先輩を下して優勝し、3年後には「コント日本一」の座に手をかけた俊才トリオは、すい星のように駆け抜けて姿を消すことになった。
ハイツ友の会
女性芸人の苦悩を丸ごと背負って解散していったように見えたのが22年『M-1』で準決勝に進出したハイツ友の会だった。翌23年には『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)でファイナル進出、独特な雰囲気をまとった漫才・コントの二刀流コンビとして期待を集めていたが、3月31日をもって解散を発表。