「エアコン」vs「床暖房」1ヶ月つけっぱなしにするなら、安いのはどっち? 気温が「0度以下」にならない地域でシミュレーション
本格的な寒さがやってきました。快適に過ごすために暖房を使う機会が増える中、特に気になるのが光熱費ではないでしょうか。例えば、エアコンや床暖房など複数の暖房機器を持っている場合、どれを使用すれば経済的なのか、迷うことがあるかもしれません。   それぞれの機器には特徴があり、家族の好みによって使い勝手や満足度が変わりますが、ランニングコストは押さえておきたいポイントです。   本記事では、気温が氷点下になることの少ない地域を想定し、エアコンと床暖房を1ヶ月間つけっ放しにした場合のコストを比較して解説します。

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エアコンと床暖房、結局どちらが安い?

結論から申し上げると、コスト面で比較した場合、床暖房が安くなります。

では、具体的に確認していきましょう。より正確な比較を行うために、使用環境や稼働条件などを以下に設定しました。
 
(1)仕様環境
・居住地域 東京近郊(1月の平均気温:約5.8℃)
・部屋の広さ 14畳(床暖房は10畳用を想定)

(2)想定電気機器
・エアコン (ダイキン S404ATEP-W) 消費電力量 1.41キロワット
・床暖房(パナソニック フリーほっと電気式)消費電力量 1.13キロワット
 
(3)稼働条件
・稼働時間 1ヶ月つけっ放し(24時間×30日=720時間)
・電気料金 目安単価30円/キロワットアワー(税込)
 
これらの条件をもとに、エアコンと床暖房の電気代を算出します。なお、実際の電気料金は、燃料費調整額や契約条件などによって異なりますので、あくまで目安として参考にしてください。
 

エアコンと床暖房の光熱費を徹底比較!

それでは、指定した条件をもとに、エアコンと床暖房の電気代を計算し、それぞれのランニングコストを比較していきます。
 

(1)エアコンのランニングコスト