帝国データバンクは、2024年11月18日から11月30日までの間に冬季賞与の動向調査をおこない、1万939社の回答を得ています。
 
同調査によると、1人当たりの平均支給額が前年よりも増加する企業は、全体の23.0%です。これは前年調査と比較すると、1.1%減少しています。
 
2年連続で冬のボーナスが増えている企業は12.0%です。また、「金融」「建設」「製造」「運輸・倉庫」は特に賞与が上がる企業が多いです。
 
企業によって賞与が上がる理由はそれぞれ異なりますが、上記の業界では、「設備改修工事の需要が高い」「インバウンド需要が高い」「ドライバー不足によって人材の争奪戦が激しい」などが要因として挙げられています。
 
なお、ボーナスはすべての企業で支給されているわけではなく、ボーナスがない企業もあります。2024年冬のボーナスについては、12.8%の企業では支給していません。また、冬のボーナス額が減った企業も13.9%あります。
 

まとめ

冬のボーナス50万円は、給与所得者全体平均から見ると多いといえますが、自身が働いている業種によっては平均を下回っているかもしれません。冬のボーナス額を決める要素は会社規模や個人の役職・成績なども影響するため、同じ会社内でもボーナス額に差が生まれます。
 
冬のボーナス額についてあまり気にしすぎず、有意義に活用してください。
 

出典

国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
株式会社帝国データバンク 2024年冬季賞与の動向調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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