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冬のボーナスの全体平均と業種平均はどれくらい?
給与所得者のボーナスの全体平均と業種平均について、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」に基づき見ていきましょう。
ただし、国税庁の「民間給与実態統計調査」で発表されている賞与は、通年の合計です。本記事では、ボーナスは夏と冬の年2回支給されると仮定して、通年の賞与の半分を冬のボーナス額として紹介します。
業種別の冬の平均賞与金額は、図表1のとおりです。
図表1
業種 | 平均賞与 |
---|---|
建設業 | 40万5000円 |
製造業 | 51万5000円 |
卸売業・小売業 | 27万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 8万円 |
金融業・保険業 | 74万5000円 |
不動産業・物品賃貸業 | 31万5000円 |
運輸業・郵便業 | 31万5000円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 69万5000円 |
情報通信業 | 60万円 |
学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業 | 50万円 |
医療・福祉 | 26万円 |
複合サービス業 | 58万5000円 |
サービス業 | 21万5000円 |
農林水産・鉱業 | 22万円 |
全体平均 | 35万5000円 |
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査 を基に作成
全体平均は35万5000円になるため、冬のボーナス50万円は平均より多くもらっているといえます。しかし、賞与は業種ごとに大きな違いがあるため、自身が働いている業種内での比較が重要です。
最も平均賞与が多い業種は「金融業・保険業」、最も平均賞与が少ない業種は「宿泊業・飲食サービス業」になります。
また、同じ業界であっても大企業なのか中小企業なのか、自身の役職や成績などにも左右されるでしょう。