大掃除で見つかった聖徳太子の1万円札がボロボロだったり、半分に破れていたりする場合、日本銀行の本支店で新しい紙幣と交換できます。ただし、無条件で交換対応をしてもらえるわけではなく、表裏の両面がある銀行券が規定以上残っていなければなりません。
具体的な規定については、以下を参考にしてみてください。
●全体の2/3以上が残っている 額面全額交換
●全体の2/5以上2/3未満が残っている 額面半額交換
●全体の2/5未満しか残っていない 交換できない
シュレッダーなどで細かく裁断されたお札であっても、各片を貼り合わせて、規定量以上残っていると判断されると交換できます。もしも、複数片に破れてしまった場合、貼り合わせてから銀行窓口に持っていきましょう。
ただし、各片を貼り合わせるときには、記番号の確認、模様の突合、色合いの確認などをおこない異なった銀行券の紙片などを貼り合わせないように注意する日値用があります。また、鑑定の参考になるため、貼り合わせられなかった紙片も持っていくようにしてください。
硬貨は、模様が認識できる場合、量目の2分の1を超えているなら、額面全額交換の対象になります。
なお、日本銀行の本支店では、旧紙幣や旧硬貨を新しい(現行の)紙幣や硬貨に無料で交換してもらえます。ご祝儀に使うなどで、新紙幣でそろえたいと考えているときにも交換可能です。
まとめ
聖徳太子の1万円札に限らず、過去に発行された銀行券や貨幣は現在でも使うことは問題ありません。仮にボロボロの状態で見つかったとしても、規定以上の大きさが残っているなら日本銀行で交換してもらえます。
ただし、旧紙幣はお店で使ったときに偽札と間違われる、セルフレジや自動販売機で使えないなどの問題が起きるかもしれません。旧紙幣を使うことに抵抗がある人は、現行の紙幣に交換してください。