祖母の家の大掃除中「聖徳太子」の1万円札を発見! 今でもお店で使うことはできる? お札が破損していても大丈夫?
年末が近づくと大掃除をする家は多いですが、普段は掃除しない場所をきれいにしていると思わないものが見つかることがあるかもしれません。祖母の家を大掃除していて、「聖徳太子」の1万円札が10枚見つかった場合、現在の1万円札と同様に使っても問題ないのでしょうか。   また、見つかったお札がボロボロになっているときに、そのまま使えるのか知りたい人もいるでしょう。   本記事では、聖徳太子の1万円札は使えるのか、ボロボロになっているときの対処法について解説するので、気になる人は参考にしてください。

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聖徳太子の1万円札は現在でも使用できる

聖徳太子の1万円札は現在でも問題なく使用できるため、きれいな状態で見つかったならそのままお店で使っても問題ありません。発行自体は1986年1月4日に停止されましたが、日本銀行が定める現在発行されていないが有効な銀行券に含まれています。
 
ほかにも、2007年4月2日に発行停止された「福沢諭吉」の1万円札も、状態が悪くなければ現在でも使用可能です。日本ではこれまでも複数回にわたって銀行券や貨幣が変更されていますが、古いものであってもお店で使ったり、預金したりはできます。
 
現在ではそもそもお札として発行されていない一円券、五円券、十円券、五十円券、百円券、五百円券なども使用可能です。
 
日本銀行法第46条2項では、「日本銀行が発行する銀行券は、法貨として無制限に通用する」と定められています。そのため、特別な措置がされない限り、昔のお金であっても問題ありません。
 
ただし、旧紙幣について見たことがない世代もいるため、人によっては偽札と勘違いする可能性も考えられます。また、セルフレジや自動販売機では、旧紙幣は対応していないことが多いです。
 
本来なら問題なく使える旧紙幣ですが、少しでも不安を感じるなら銀行窓口で交換するのも1つの方法です。
 

ボロボロになった1万円札は規定以上の大きさが残っていれば交換できる