エアコンのフィルターを月に1回か2回掃除するだけでも、暖房効率がアップし、電気代を節約できる可能性があります。同じく経済産業省資源エネルギー庁によれば、2.2キロワットのエアコンで、フィルターが目詰まりした場合とフィルターを清掃した場合とを比較すると、フィルターを掃除した場合の方が年間で31.95キロワットアワーの電力を抑えられるとのことです。原油換算で8.05リットル、二酸化炭素削減量では15.6キログラムにもなり、電気代は約990円の節約が可能なようです。
 

暖房を使用するときは乾燥対策をあわせて行おう

冬の寒さをしのぐために暖房をつけると、室内の湿度が急激に下がるため、乾燥が気になることがあります。乾燥対策を実践すれば、暖房の効果を高めつつ、健康的で過ごしやすい空間を作ることが可能です。
 

洗濯物を部屋の中で干す

効果的な乾燥対策として、洗濯物を部屋干しする方法が挙げられます。エアコンで暖房をつけている部屋に洗濯物を干すと水分が蒸発し、空気中に拡散されて室内の乾燥を防げます。空気が乾燥しすぎず、適度な湿度を保てるため、肌や喉を守ることが可能でしょう。
 

鍋でお湯を沸かして部屋に置く

乾燥対策として、鍋でお湯を沸かした際の蒸気を利用する方法もあります。お湯を沸かす際に発生する蒸気は部屋の乾燥を防ぎ、湿度を適切に保つのに役立ちます。お湯を沸かした鍋を、暖房を使用している部屋に置いておくと、蒸気が部屋全体に広がり乾燥を和らげてくれるでしょう。
 

乾燥のダメージを軽減する方法

暖房を使えば室内が乾燥しやすくなり、肌や喉にさまざまなダメージを与えるおそれがあります。しかし、少しの工夫で乾燥を軽減することが可能です。ここでは、乾燥を軽減する方法を紹介します。
 

こまめに水分補給をする

こまめに水分補給をすることで、乾燥を軽減し、体調を保つことが可能です。室内が乾燥していると、気づかないうちに体内の水分が失われ、乾燥しやすくなります。特に冬は喉の渇きを感じにくくなるため、水分補給の機会が減りがちです。意識的に水分をとるようにしましょう。
 

マスクを着用する