◆乳幼児をチャイルドシートに乗せるのは本当に大変

――一方で赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるのは大変、という声も聞きます。

moro「その気持ちもわかります。チャイルドシートに乗るのを嫌がって泣き叫ぶ子も多いですよね。そうなると『かわいそうだから』とチャイルドシートから降ろして、同乗者が抱っこすることがあるかもしれません。でも、繰り返しになりますが、どんなに自分が注意しても、相手がぶつかってくることもあるんです」

――moroさんは、お子さんをチャイルドシートに乗せる時にどのような心がけをされていましたか?

moro「子どもが赤ちゃんの頃は、チャイルドシートに乗せると毎回号泣でした。でも、こればかりはどうしようもありません。子どもの命を守るために、泣こうが喚こうがチャイルドシートにはしっかり乗せていました。『かわいそう・どうしよう』と思う必要はない! とわりきっていました。これはお互いの試練だと。私もあなたの泣き声を聞きながらしっかり運転をするから、あなたもチャイルドシートに慣れてね! という心境です」

◆周りの大人が何を言っても、毅然とした態度で使用を

――お互いに慣れていくことが大事ですね。

moro「はい。あとは、子どもを車に乗せるときはお気に入りのDVDを見せたり、いろんなアイテムを使ったりしていました。

そして、他にも気をつけたいのが『第三者の声』です。実の両親や義理の両親などは、チャイルドシートを着用させないで子どもを車に乗せていた世代です。ですから、必ずチャイルドシートに乗せなくてはいけないという認識が薄い方が多い気がします。

実際にSNSでもフォロワーさんから、両親が『子どもが泣いてかわいそうだから』と抱っこをして車に乗ってしまう、といったコメントがたくさん届いていました」

――義理の両親に言われても、断固としてチャイルドシートを使う意思が必要ですね。