新作スペシャルドラマの舞台は、世界各国で新型コロナウイルスが蔓延して飲食店が大打撃を受けたあとの世界。アジア人女性初の三つ星レストランのシェフとなった早見(鈴木)ですが、その後、コロナ禍で店を維持するために翻弄されます。一方で、パリに行ったはずの尾花(木村)は姿を消し、連絡が途絶えていた―――というはじまりです。
連続ドラマに続き玉森裕太、及川光博、沢村一樹らのキャストも続投。そこに今回は、主役クラスの俳優・窪田正孝、北村一輝も参戦するというから楽しみ。12月26日から29日にかけて、深夜から一挙放送SP(※一部地域を除く)も予定されているので、年末はどっぷりグランメゾンの世界に浸れそうです。
◆2位『監察医 朝顔2025新春スペシャル』1月3日よる9時~
同じく人気シリーズのスペシャルで外せないのが『監察医 朝顔2025新春スペシャル』(1月3日よる9時~/フジテレビ系)。
2019年に第1シーズンがはじまり、第2シーズンは2クール連続で放送。2021年と2022年にはスペシャルドラマも放送され、今回が3作目のスペシャルとなります。
『監察医 朝顔』は、主人公の監察医・朝顔(上野樹里)が遺体を検案・解剖することでその人の“生きた証”を見つけ出し、残された生きる人々の心を救っていく物語。また、朝顔は東日本大震災で被災した母・里子(石田ひかり)を失った悲しみを抱えています。
父・平(時任三郎)、夫で刑事の真也(風間俊介)、長女のつぐみ(永瀬ゆずな)、次女の里美(中村千歳)ら家族とともに、少しずつその悲しみを乗り越えてきました。
◆サスペンスとホームドラマを融合したような描き方
筆者は、深津絵里が監察医を演じた1998年の名作ドラマ『きらきらひかる』シリーズのファンだったこともあり、はじめは『監察医 朝顔』も死因の真相を究明するサスペンスものだと思っていました。しかし本作は少しだけ違います。