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「最低賃金」に関する法律を確認すると…
最低賃金についてのルールを定めた法律は「最低賃金法」で、第3条には「最低賃金額は、時間によつて定めるものとする」、第10条には「厚生労働大臣又は都道府県労働局長は、一定の地域ごとに、中央最低賃金審議会又は地方最低賃金審議会の調査審議を求め、その意見を聴いて、地域別最低賃金の決定をしなければならない」とあります。
これらの法律を根拠として、最低賃金は都道府県ごとに「最低賃金は時給〇〇円」という形で定められています。これによって、「時給制」で働くアルバイト・パートの人がもらう賃金が、最低賃金を上回っているかは明確に判断できるのですが、「月給制」で働く労働者の場合は、どのように「最低賃金」を計算していけばよいのでしょうか。
「月給制」の最低賃金を計算するには?
「月給制」で働いている労働者の場合、現在の自分に最低賃金以上が支払われているか確認するためには、以下のような計算が必要になります。
月給÷1ヶ月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)
東京都(最低賃金は時給1163円)にある会社で働き、以下のような月給を支払われているAさんの場合を例に考えてみましょう。
基本給:16万円
職務手当:3万円
皆勤手当:1万円
通勤手当:1万円
家族手当:2万円
時間外手当:4万円