▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
ボーナスに対する源泉徴収額の求め方
ボーナスにかかる所得税の源泉徴収額は以下の手順で求められます。
1:先月の月収から社会保険料などを引く
2:「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」の甲欄を確認し、1で計算した金額が含まれる行と「賞与の金額に乗ずべき率」の欄で交差するところに記載している税率を算出する
3:ボーナスから社会保険料を引いた金額×手順2で求めた税率で所得税額が分かる
住民税は、前年度の所得を基に当年度の支払い分が決まっているため、ボーナスからは引かれません。先月の月収の10倍を超える金額のボーナスを受け取ったときは、計算方法が変わります。計算に使用する「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」は、国税庁のホームページから確認が可能です。
ボーナスが50万円だったときの徴収額はいくら?
今回は、以下の条件でボーナスが50万円支給されたときの所得税の源泉徴収額を求めましょう。
・先月の月収は40万円
・賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(以下算出率の表)は令和6年分を使用
・40代男性東京都在住
・単身世帯扶養なし
・健康保険料(介護保険料含む)や厚生年金保険料は「全国健康保険協会 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都)」の保険料率を基に算出
・標準報酬月額は上記の表を使用し41万円
・雇用保険料率は0.6%