グリーン車に座れるかどうかが分からないのであれば、電車到着後にグリーン券を購入したいところですが、これはあまりおすすめできません。理由は事前購入(Suicaグリーン料金)と車内購入(通常料金)でグリーン券の料金が異なるからです。
 
50キロメートル以上100キロメートルまでの区間では、事前購入だと1000円で済むのに対し、車内で購入すると1260円になってしまいます。電車が到着して窓から空席を確認後、グリーン券売機で買うというのは現実的ではありません。
 
それでも列車到着後に混雑状況を確認してから購入したい場合は、モバイルSuicaグリーン券を使いましょう。事前購入の料金が適用される上に、スマホ上で購入が完結するので、電車が来てからでも十分間に合います。
 
座れなさそうだと判断した場合は、購入せず直接普通車に乗るようにするのです。こうすることで、「不使用証」の発行依頼や窓口での手続きという手間が省けます。
 

グリーン車に座れなかったときは正しい対応を

在来線のグリーン車は、座席の確保が保証されていないため、満席で座れないこともあります。そんなときは、グリーンアテンダントに「不使用証」を発行してもらい、窓口で払い戻し手続きを行いましょう。220円の手数料なしで対応してもらえます。
 
また、モバイルSuicaグリーン券を使えば、電車到着後に座席の様子を確認してから購入できるため、混雑時にも柔軟に対応可能です。正しい知識を持つことで、グリーン券に関する無駄な手数料を回避しましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社 普通列車グリーン車
東日本旅客鉄道株式会社 Suicaグリーン券 払いもどし
 
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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