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グリーン券は座席の確保を保証するものではない
在来線のグリーン車は「自由席」であり、必ず座れるわけではありません。そのため、混雑時にはグリーン車でも座席が埋まってしまい、立ち席になることがあります。
しかし、JR東日本が公式サイトにおいて「グリーン車では、通路やデッキにお立ちの場合でも普通列車グリーン券が必要です」と明記する通り、座席が確保できない場合もグリーン券が必要です。
つまり、座席が確保できなくても、グリーン車に乗車している限りグリーン券は消費されてしまいます。
座れなかった場合はどうすればいい? 実は払い戻し手数料は不要
グリーン車が満席で座れず普通車を利用した場合、グリーン券は消費されません。しかし、グリーン券は当日中のみ有効で翌日以降に持ち越せないため、払い戻しが必要です。その場合、通常は手数料220円がかかります。
しかし、満席の場合は 「不使用証」 という証明書を取得することで、手数料なしで払い戻しが可能です。不使用証は、グリーン車内のグリーンアテンダント に「満席だから普通車に移りたい」と申し出ることで発行してもらえます。窓口で不使用証とグリーン券を提示すれば、手数料がかからず払い戻しができるのです。
なお、モバイルSuicaグリーン券の場合、不使用証を受け取ってもスマホで払い戻しの手続きをしてしまうと手数料が発生します。手間はかかりますが、不使用証を持って窓口で払い戻し手続きをし、手数料を回避しましょう。