脱毛クリームで眉毛を処理できる?
自宅で、セルフで眉毛を楽に処理できそうな方法として、市販の脱毛クリームを使用する方法が考えられますが、実は眉毛に市販の脱毛クリームを使用することはNGとされています。
眉毛が太い人の場合、下手に処理してしまうとカミソリ負けを起こすため、市販の脱毛クリームを使いたくなるかもしれません。しかし、眉毛の周辺は皮膚が薄いため、市販の脱毛クリームを使用すると、肌荒れを起こしやすくなる危険性があります。
市販の自宅用脱毛クリームは、脱毛するというより、ムダ毛を溶かして処理する方法になります。市販の自宅用脱毛クリームには毛髪の主成分であるタンパク質を溶かす成分が配合されています。
市販の脱毛クリームに含まれているタンパク質は、毛髪だけでなく皮膚の形成にも関わっているため、市販の自宅用脱毛クリームを使うと、肌も同時にダメージを受けることになってしまいます。また、自宅用脱毛クリームは永久脱毛の効果はなく、すぐに毛が生えてきてしまい、セルフで行う場合はこまめに処理が必要なため、余計に肌へのダメージを与えてしまいます。
脱毛クリームの注意点
刺激の強い自宅用脱毛クリームを眉毛に塗った場合、肌が刺激に反応してストレスがかかり、色素沈着を起こす可能性があります。色素沈着が起こると肌が黒ずむため、顔の印象が暗くなってしまいます。
そして、セルフで自宅用脱毛クリームを眉毛に使って万が一目に入った場合、最悪の場合は失明のリスクもあるので、安全性を考慮しても、セルフで眉毛に自宅用脱毛クリームを使うのはおすすめできません。
眉毛の剃り跡が気になるときは?
眉毛は太い毛なので、剃った部分が青く残りやすい特徴があります。眉毛の剃り跡が気になるときは、専門サロンで眉毛を脱毛してもらった方が、眉毛を綺麗に脱毛できます。専門サロンの眉毛の脱毛方法では、ブラジリアンワックスを使用する脱毛方法と、糸脱毛などの脱毛方法があります。
眉毛の脱毛方法
ここからは、様々な眉毛の脱毛方法についてご紹介します。
眉毛の脱毛方法:ブラジリアンワックス
海外で人気を集め、今では日本でも芸能人やモデルが愛用しているブラジリアンワックスですが、ブラジリアンワックスは眉毛の脱毛にも使用できます。ブラジリアンワックスは脱毛したい部分に塗って、ワックスでムダ毛ごと引き剥がす脱毛方法になります。
ブラジリアンワックスはムダ毛を毛根から抜くので、剃り跡が残ることもありません。処理直後からムダ毛がないツルツルとした肌になれるメリットがあります。また、毛抜きで抜きづらい細い毛も、ブラジリアンワックスなら綺麗に抜くことができます。
ブラジリアンワックスのデメリット
ブラジリアンワックスは永久脱毛ではないため、時間が経てば眉毛は再び生えてきてしまいます。
また、ブラジリアンワックスはムダ毛を無理に引き抜くため、脱毛時に強い痛みが生じたり、毛穴に炎症が起きやすくなるデメリットがあります。ブラジリアンワックスは市販されているため、自宅でもセルフで使用可能ですが、ブラジリアンワックスは刺激が強いものもあります。そのためセルフで使用すると、かぶれなどの肌トラブルが起きる場合があります。
ブラジリアンワックスを使って眉毛を脱毛したい場合は、専門サロンで施術してもらうのがおすすめです。専門サロンでの眉脱毛料金の相場は1回3,000円程度となっています。
眉毛の脱毛方法:糸脱毛
糸脱毛は、中国や台湾で昔から行われている美容方法を日本式にアレンジした脱毛方法です。糸脱毛は顔にパウダーを塗って専用の糸で産毛を絡め取り、ムダ毛と一緒に肌の古い角質も取り除いてくれる脱毛方法になります。
そのため、顔全体の産毛処理と美肌効果のために、眉だけでなく額や頬なども脱毛してもらう人もいます。糸脱毛は一部の皮膚科や専門サロンで施術を受け付けており、料金相場は1回3,000~5,000円となっています。
ただし、糸脱毛もブラジリアンワックスと同様に永久脱毛ではないため、時間が経てば眉毛は再び生えてきてしまいます。
眉毛の脱毛方法:医療レーザー
専門サロンでブラジリアンワックスや糸脱毛の施術を受ければ眉毛の剃り跡の悩みが解消されます。ただし、ブラジリアンワックスや糸脱毛は永久脱毛ではないので、継続的なムダ毛の処理が必要になります。
ムダ毛の処理が面倒という方には、医療レーザー脱毛がおすすめです。医療レーザー脱毛では眉下脱毛も可能なクリニックもあります。光脱毛では眉上しか脱毛できませんが、医療レーザー脱毛であれば、眉下も綺麗に脱毛が可能です。
また、クリニックで眉毛脱毛をしてもらうときは、眼球付近の脱毛の危険性をしっかり理解しているクリニックで施術を受けるようにしてください。
眉毛の脱毛方法:電気脱毛
電気脱毛は、ニードル脱毛、美容電気脱毛と呼ばれている施術方法で、細いプローブ(電極)を毛穴に滑り込ませ、毛根に電気を流して脱毛します。電気脱毛を扱うサロンによっては眉上、眉間、眉下(アイホールより上の部分)を脱毛できるメリットがあります。
電気脱毛を取り扱うエステティックTBCの料金は眉上、眉間、眉下の脱毛が可能で、施術料金は1本あたり100円ほどとなっています。200~300本脱毛すると効果を感じられるそうです。500~600本脱毛すると、ほとんどムダ毛がなくなります。
ただし、1本1本眉毛を処理するため時間もかかり、処理する毛の本数が多くなるほど料金が高くなります。また、脱毛時の痛みが人によっては泣くほど強く、腫れなどのリスクもあるため、眉毛に電気脱毛するのはおすすめできません。
眉毛の脱毛方法:家庭用脱毛器
医療レーザー脱毛と同じ仕組みの脱毛方法に、市販の家庭用脱毛器があります。市販の家庭用脱毛器は自宅で気軽に脱毛ができるとされていますが、眉毛脱毛に市販の家庭用脱毛器を使うのはおすすめしません。
市販の自宅用脱毛器はクリニックやサロンの脱毛と仕組みは同じですが、家庭用脱毛器はレーザーの威力が抑えられているため、脱毛の効果は弱く、セルフで目の近くに家庭用脱毛器のレーザーを当てるのも危険です。
自宅で使える市販の家庭用脱毛器にケノンという製品がありますが、ケノンの家庭用脱毛器を購入すると付属している眉毛脱毛器であれば、自宅での脱毛にも使用できます。ケノンの眉毛脱毛器はレーザーで眉毛を脱毛するのでなく、高周波脱毛という仕組みでムダ毛を脱毛してくれる脱毛器のため、セルフでも安心して使用できる自宅用脱毛器となっています。
眉毛脱毛器は毛抜きのような形になっており、眉毛を一本ずつ抜いて脱毛していく脱毛器です。毛を挟むときに高周波が流れ、毛根に熱を与えて発毛組織にダメージを与え、痛みをなくして脱毛する方法になっています。
※現在のケノンには、まゆ毛ピンセット機能は付属していないようです。
継続した処理が必要
レーザー脱毛と違い、自宅で使える市販の高周波脱毛は「使い続けていると、ムダ毛が生えなくなる」ほどの効果となります。シェーバーや毛抜きのセルフ処理と比較すると、高周波脱毛は自己処理の間隔が徐々に空いていくメリットがありますが、ムダ毛が生えてこなくなるまでは、継続して処理が必要になります。