全国から集められた展示作品は、何点かの小品盆栽を組み合わせた席飾りや創作・改作作品、創作鉢と幅広く、見応え抜群だ。また、会場内の売店は日本小品盆栽協同組合が運営しており、来場者が買い物を楽しみながら交流できる機会を提供している。
今回、2025年1月10日(金)に始まる「雅風展」は、節目ともなる50回目。そこで久しぶりにデモンストレーションが復活したり、販売エリアを拡大したりと、より一層充実したイベントが企画されている。
特別イベントの中でも、デモンストレーションはプロの技を目の前で見られるチャンス。
1月10日(金)の13時からは漆畑大雅さん、
1月11日(土)の13時からは野元大作さんが、作品と向き合う姿を披露してくれる。
盆栽作りに興味のある人は、ぜひワークショップに参加してみよう。1月11日(土)の11時から1時間、講師は山崎智恵さんが務める。
内容は初心者向けで、3号ポットに植えられた手のひらサイズの真柏(しんぱく)に針金をかけて形を作っていくというもの。時間との兼ね合いによっては、植え替え段階まで進めるとのこと。
先着15名で、参加費は2000円。予約は不可なので、当日に会場内の協会受付で申し込んでほしい。
また、1月11日(土)・12日(日)の両日とも11時から、川﨑仁美さんによる解説ツアーを実施。1月10日(金)の15時には、深野歩さんの飾り説明会が行われる。どちらも、小品盆栽にもっと親しむきっかけとなりそう。
そして、京都国際文化振興財団・慶雲庵特別展の「平安東福寺展」、「第20回 現代小鉢作家展」、「創作改作コンテスト」、「逸品小品販売席」、「悠雅盆栽・盆器特別展示」といった特別展も目白押しだ。時間の許す限り、心惹かれる展示を巡ってみて。
さらに大即売コーナーとして雅風展 新春盆栽大市も設置されるので、小品盆栽との出合いを求めて立ち寄りたい。