6人家族なら「湯船」にお湯をためた方がお得?3人家族と比較してみた
夏場はシャワーだけで済ませているけれど、寒い季節は、湯船にお湯をためてゆっくり浸かりたいという方も少なくないでしょう。水道光熱費の面からすると、シャワーだけの方が安く済むイメージがありますが、実際にはどうなのか、家族の人数ごとに比較してみました。   本記事では「シャワー20分」にかかる水道光熱費と、「湯船+シャワー10分」にかかる水道光熱費を、6人家族、3人家族に分けてご紹介します。

▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較

「シャワー20分」にかかる水道光熱費を家族の人数で比較

まずは、湯船にお湯をためずに、シャワーを20分間使用した場合のガス代と水道代をそれぞれ計算します。
 
東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合は、約36リットルの水を消費するとのことです。1リットルあたりの単価を0.24円とすると、20分間出しっぱなしにした場合の水道代は約58円となります。一方ガス代は約240リットルの水を20度から40度に上昇させるとした場合約91円で、水道代とあわせると約150円かかる計算です。
 
20分間のシャワーにかかる水道光熱費が1人あたり1日約150円とすると、6人家族の場合は合計で約900円、1ヶ月(30日)に換算すると約2万7000円かかります。一方、3人家族の場合は1日につき約450円、1ヶ月だと約1万3500円です。
 

「湯船+シャワー10分」にかかる水道光熱費を家族の人数で比較

次に、湯船のお湯に浸かった後、シャワーを10分間使用した場合の水道光熱費を計算しましょう。
 
前章と同じ条件とした場合、湯船に200リットルのお湯をためると、水道代が約48円、ガス代は約76円で合計約124円かかります。これに、1人あたり10分間シャワーを使用した場合の水道光熱費、約75円をプラスして計算すると、6人家族の場合は「約124円+(約75円×6人)=約574円」です。
 
さらに、家族6人がお風呂に入ると、お湯が冷める可能性があるため、途中で1回追い炊きをすると仮定しましょう。約34円のガス代がプラスされる場合、合計で約600円かかります。
 
1ヶ月に換算すると約1万8000円になるため、シャワーのみで20分よりも月に9000円安く済む可能性があります。一方、3人家族で途中に追い炊きをしない場合だと、1日につき約350円、1ヶ月だと約1万500円です。
 
上記の計算結果より、3人家族と6人家族いずれの場合においても、1人20分間のシャワーのみで済ませるよりも、湯船にお湯をためて10分間ずつシャワーをした方が、水道光熱費をおさえられる可能性があります。
 

お風呂の水道光熱費を節約するには?