学部により1年目の学費に違いがあるか気になる人もいるかもしれません。結論からいうと、学部によって1年目の学費には大きな差が出るとされています。
同調査では「2024年度 公立大学・私立大学 [学部系統別]の学費平均額」が掲載されており、公立大学、私立大学で最も高い学費となっていたのは、いずれも医学部です。それぞれの学費については、以下を参考にしてください。
・公立大学(地域内):96万7531円
・公立大学(地域外):126万8350円
・私立大学:712万2754円
特に私立大学は、学部による差が激しい結果となっています。最も学費の安い法学部が128万4127円であることを考えると、約584万円もの差につながることが分かりました。
息子の1年目の学費を支払うにはどのくらいの貯蓄があるといい?
息子の1年目の学費を支払うには、まずどの大学のどの学部に通うのかを把握する必要があります。仮に公立大学に通うのであれば、学部にもよりますが100万円前後を目安としていればいいでしょう。そのため、貯蓄も少し余裕をもって120万円程度あれば問題ないと考えられるでしょう。
一方で私立大学の場合は、学校によって金額が大きく変動します。例えばある私立大学に通うのであれば、最も高い学費の学部でも178万4000円となるため、180万円前後の貯蓄があれば問題ないでしょう。まずはどの学部に通うかを明確にした方がいいでしょう。
息子を大学に通わせる場合、貯蓄50万円では1年目の学費に不足する可能性が高いと考えられる
旺文社 教育情報センターの調査によると、国立大学、公立大学、私立大学のいずれも貯蓄50万円で1年目の学費を支払えるケースはほとんど見られませんでした。このことから、貯蓄50万円では不足する可能性が高いと考えられるでしょう。
また、1年目の学費は学部や通う学校によっても差が出るようです。そのため、息子がどの学校・学部への進学を希望しているかを確認し、実際に必要な学費を計算しておくようにしましょう。