40代から老後に向けてお金をためるのであれば、ライフイベントを考慮しながら貯蓄を進めることが重要になると考えられます。無理のない範囲で老後資金を作るのであれば、iDeCoやつみたてNISAなどを検討してみましょう。
 
現在貯蓄ゼロなのであれば、投資に回せる資金は少ないと考えられます。iDeCoやつみたてNISAであれば、少ない金額でも複利効果を狙った運用が可能となるようです。
 
また、投資そのものに不安がある場合は、投資信託も検討してみましょう。こちらも少額から始められることに加えて、プロに運用を任せられる点がメリットとされています。
 
ただし、これらの方法は必ずしも貯蓄や資金形成が成功するものではありません。投資にはリスクもともなうため、自分たちにとって、どのような方法が適切かを慎重に判断しましょう。
 

40代の平均貯蓄額は889万円、中央値は220万円となっているが、26.8%は金融資産を保有していない

40代の貯蓄について調べてみると、平均貯蓄額は889万円、中央値は220万円との結果があると分かりました。ただし、26.8%は金融資産を保有していないとの結果も出ているため、貯蓄ゼロであることは決して珍しくはないでしょう。
 
なお、老後の消費支出は二人以上の世帯のうち65歳以上の夫婦のみの無職世帯は25万959円です。現在支給されている年金の目安であれば賄える可能性もありますが、今後どのようになるかは分かりません。将来のことも考えて、40代から始められる老後資金の形成にも取り組んでみることをおすすめします。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)シート4
総務省統計局 家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2023年(令和5年)平均結果の概要(19ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー