出典:こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度の概要について」を基に筆者作成
 
このように、徴収開始から3年間の保険料増額がすでに決定しています。
 

支払ったお金は何に使われるのか?

負担したお金が具体的にどのようなことに使われるのか、気になる人もいるでしょう。
 
まず、すでに令和6年10月から開始されている児童手当の拡充がその一つです。これまで中学3年生までとなっていた対象が高校生まで延長されたとともに、所得制限を撤廃し、第3子以降は手当の金額が3万円に増額されました。
 
そのほか、令和7年4月からは妊娠・出産時に10万円の給付金が支給されるようになることにくわえ、出生後休業支援給付や育児時短就業給付の支給が開始されます。さらに、令和8年度にはさらに支援が拡充するようです。
 
社会保険料の支払負担が増える分、何が変わるのかをしっかり確認しておきましょう。
 

少子化対策強化のために、社会保険料が平均250円~増額になる

少子化対策として、令和8年4月から「子ども・子育て支援金」の徴収が開始されます。
 
税金として納めるのではなく、現在支払っている社会保険料に上乗せされる形で、まずは平均250円から支払うことになる予定です。金額は令和10年度までの3年間で増額していくことがすでに決定しており、加入している医療保険の種類によっても異なるため、目安として考えておくといいでしょう。
 
支払ったお金は、児童手当の拡充や妊娠・出産時の給付金など、子育て世帯が利用できるさまざまな施策のために利用されるため、具体的な内容を確認しておくことをおすすめします。
 

出典

こども家庭庁 子ども・子育て支援金制度の概要について 子ども・子育て支援金に関する試算(医療保険加入者一人当たり平均月額)(8ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー