2夜連続公演を喜ぶチャーリー
「みんな、来てくれてありがとう。僕の日本語が少し上手くなって、みんなに通じるようになっているといいけど」と笑ったチャーリーは「一つ伝えたいことがある」と話を切り出した。
チャーリーは「10年前、僕は初めての東京を経験したんだ。あれから約10年…今回は2夜のソールドアウト公演だ!!東京、大好きな町だよ!!」と喜びを叫び、大喝采を浴びると、「今日を本当に楽しみにしていたよ。みんな楽しんでね」と手を振るのだった。
続いて披露したのは「No More Drama」。背景は手書きアニメ風の映像に彩られた。ノンストップで「Cheating on You」へ。「run away run away…」と合唱する観客に笑顔を見せたチャーリーは気持ちよさそうにキーボードソロも披露し、投げキッスもしてみせた。
「たくさんの日本ファンの前で演奏したいという気持ちが心の片隅にいつもあったんだよ」と観客を喜ばせたチャーリーが次に披露したのは、BTSのジョングク(Jung Kook)とのコラボ楽曲である「Left And Right」。チャーリーは右、中央、左と会場をブロック分けして指を差しながら、一緒に歌うことを楽しんだ。
ファンサービスを振りまき、新曲の一部も聴かせるサービス
ミドルテンポが心地よく合唱もできる「BOY」に続き、「I Don’t Think That I Like Her」へ。
大人気の同曲を歌いながらチャーリーはなんと客席を練り歩き、そこら中から歓声を浴びる。そのまま中央ステージまで移動した彼は、1台のグランドピアノに迎えられた。
グランドピアノの前に座ったチャーリー。メーガン・トレイナーとのコラボ楽曲「Marvin Gaye」、そして(「危険なほどに愛してるよ」と一言挟み)「Dangerously」へ、彼は2曲連続でピアノバラードバージョンで披露し、そのしっとりした歌声を響かせた。
「I love you, I love you, I love you dangerously」と声を揃える会場に満足気な表情を見せたチャーリーは、ここでファンに嬉しいプレゼントをくれた。なんと来年に向けて制作中の新曲を一部聴かせてくれたのだ。
「30分程度でソールドアウトって聞いたよ。僕やチームの皆にとってどれだけ嬉しいことかわかるかな」と微笑んだチャーリーは、「感謝の印として君たちに特権をあげたい。たくさん制作中の新曲のうち、1つを聴いてみてほしいんだ」と告げ、「That Was Embarrassing」と呼ばれる曲を流してくれた。
どこかノスタルジックなサウンドに持ち前のハイトーンが響く美しい楽曲に浸る会場。ワンコーラスで再生を止めたチャーリーは「すぐ聴けるようになるだろうから、もうちょっとの間忍耐強く(Patient)待っててね」と語り、「Patient」を披露した。
長い間奏でバンドメンバーが華麗にソロを披露する中、また客席を回り道で練り歩きながらフロントステージに戻っていくチャーリー。バンドメンバーと合流したチャーリーは、曲の最後に驚きのロングトーンで感動を誘った。