しかし、復帰後、予想外にファン離れが深刻化していることが明らかになったという。
創価学会婦人部の応援も取り戻したい!?
「もともと氷川のファンクラブ会員は1万人足らずでしたが、CDが売れ、コンサートが満席になったのは、創価学会婦人部の応援があったからだと言われています。さらに、氷川の“育ての親”だった故・長良じゅん会長は、そうしたことを口外しないよう、スタッフに厳命していました」(前事務所の元幹部)
また、前出の芸能ライターは、「“演歌の氷川”を応援してきたデビュー時からのファンの中には、演歌以外の音楽にチャレンジする氷川に違和感を感じて、ファンクラブを抜ける人も少なくなかったようです。復帰後、初のコンサートに空席が目立ったのはそのためではないでしょうか」と推測する。
そんななか、11月14日に発売された聖教新聞社が発行する創価学会の会員誌「WORLD SEIKYO vol5」の巻頭インタビューに氷川が登場。「ありのままの私でいる『勇気』」と題した記事の中で、祖父母の代から学会員であることや、幼少期にいじめを受けた際、池田大作氏の言葉を心の支えにしていたことなどを告白したのだ。
「ファンの中にはさまざまな宗教を信仰している方がいるので、芸能人が自らの信仰をカミングアウトすることは基本的にタブー視されています。にもかかわらず、氷川があえてカミングアウトしたのは、やはり独立したことが大きいでしょう。新たなファンを獲得する思惑もあったのかもしれません」(前出の元幹部)
まもなく紅白歌合戦を迎える氷川。視聴率アップに貢献して、完全復帰を果たせるか、注目したい。
(文=本多圭)