「若手アナはYouTubeやインスタなどのSNSに出演する機会も多いため、人の注目を引くような“個性”も重要になっています。実際、好感度モンスターの水卜麻美アナ、唯一無二の毒舌キャラの弘中綾香アナ、人情味あふれるリアクションの田村真子アナと、最近のオリコンランキングでトップを獲るアナウンサーは個性もバツグンです。反面、元アイドル出身や二世アナは最初こそ肩書で話題を集めますが、それだけだと人気をキープし続けることが難しいのだと思います」
その他、視聴者が高齢者層になっていることも関係しそうだ。江藤アナや有働アナのように親しみやすく、安定感のあるアナウンサーは彼らのウケがいい。新人の上垣アナが、好きなアナウンサーランキングにいきなりランクインしたのは、まさに現在のテレビ界を象徴するような出来事だったと言えそうだ。今後、民放各局の新人アナウンサーの傾向もさらに変化していくかもしれない。
(取材・文=編集部)