しかし、B ZONEの内情に詳しい芸能関係者は、「B’zは出場を固辞しているようです」と話す。
「他方、新浜はデビューの頃から『紅白』出場を目指してきましたが、『紅白』に影響力を持つ芸能界の実力者からの横やりもあって、叶わずにいました。結局、『紅白』出場を勝ち取るには実績を作るしかなく、毎年、地道なプロモーションでメディア露出を増やしてきました。新浜はすでに“卒業”しましたが、『演歌第七世代』の中でも露出は群を抜いている。バーターなどではありませんよ」(前同)
乱入を期待する声も
実力で初出場を勝ち取った新浜に対して、ファンからは木梨&所の『紅白』乱入を期待する声があがっている。
「もし、“乱入”が実現すれば、氷川きよしが初出場した2000年以来のサプライズになるでしょう」(前出の音楽ライター)
2000年、デビュー曲『箱根八里の半次郎』が100万枚を超す大ヒットとなった氷川は、その年の『紅白』に初出場。その応援に、“名付け親”としてビートたけしと、故・志村けんさんが乱入してコントを披露し、会場を沸かせた。
「ちなみに、たけしは“氷川きよし“の名付け親と言われてますが、実際は、すでに芸名を決めていた氷川の所属プロの長良じゅん会長(2012年5月没)がたけしと親しかったことから、話題作りのために、“たけしが名付け親”ということにしようと考え、たけしがそれを了承したものです」(テレビ関係者)
筆者は、たけしが氷川の名付け親になる場に同席していたので、この話は事実だ。“氷川きよし”という芸名は、当時、事務所が赤坂の氷川神社に近くにあったことから付けられた名前だった。
「その年、たけしは志村さんとバラエティ番組『神出鬼没! タケシムケン』(テレビ朝日系)で共演していたこと、長良さんと志村さんの所属事務所会長が昵懇の仲だったことから、氷川応援に2人で駆けつけたんです」(前同)
あれから約四半世紀が経ったが、今年2人の“乱入”は実現するのか。