レンタカー落ちの車は、メンテナンスが十分に行き届いている点もメリットの一つです。業務用車両として扱われるため、法律で定められた6ヶ月ごとの定期点検が義務付けられています。個人所有の車両は通常12ヶ月ごとの点検であるため、より頻繁に整備されているのが特徴です。
また、複数の利用者が乗る車である以上、安全性への配慮が徹底されています。そのため、エンジンやブレーキなどの重要な部分についても問題があれば即座に対応されているケースが多いです。中古車を選ぶ際に整備履歴を気にする方にとって、レンタカー落ちは安心感を得やすい選択肢といえるでしょう。
レンタカー落ちのデメリット
ここでは、レンタカー落ちの中古車に見られる主なデメリットを紹介します。
不特定多数の人が乗車している
レンタカー落ちの中古車の特徴として、不特定多数の利用者が乗っていたことが挙げられます。車の扱いは利用者によって異なり、丁寧に運転する人もいれば、急発進や急ブレーキを頻繁に行うような荒い運転をする人もいるでしょう。また、車内を汚したり、シートや内装に傷をつけたりする利用者がいる可能性もあります。
また、レンタカーは清潔さが求められるため、洗車が頻繁に行われています。特に洗車機を使用することが多いため、洗車による微細な傷が多い可能性が高いでしょう。外観の状態を重視する方には、注意が必要なポイントです。
年式の割に走行距離が長い
レンタカーはレジャーや長距離ドライブの際に利用されることが多く、年式の割に走行距離が長い傾向があります。
都市部や観光地で頻繁に貸し出されていた車両の場合、年間3万キロメートル以上走行しているケースもあるでしょう。
そのため、消耗部品の交換時期が早く訪れる可能性があり、購入後のメンテナンスコストが増加するリスクも考慮しなければなりません。