青森県三戸町は、生徒数減の青森県立三戸高等学校の生徒がつくった、地元と母校の個性あふれる20種類のポスターと14種類のCMを一挙公開した。

生徒たちが三戸町のポスターを制作

人口減少や少子化の影響により、12月現在は1学年1クラスになり、生徒の全国募集に踏み切った青森県立三戸高等学校。

高校の独自性を出していこうと、県内外からクリエイターを招き、情報発信や地域課題の解決に向けたプロジェクトづくりをカリキュラムに取り入れている。



1年生の授業では、三戸町のポスターを制作。

各チームが三戸町の伝えたい魅力を決め、そこからポスターの中身を考えて、キャッチコピーやビジュアルなどの企画を考えた。


ポスターの撮影は、高校生たちが自らが担当。



ポスターが完成した後は、三戸高校の部活動・クリエイティ部の部員たちが、ポスターのアイデアをベースに、スマホと学校のタブレットを使い、CMを作成した。

クリエイティ部について

クリエイティ部は、三戸高校の魅力向上の一環として新設された部活動。アイデアの考え方、デザイン、情報発信などの手法を学び、実際に形にしていくことで学校の活性化や地域課題の解決などに役立てることが目的だ。

顧問であるコピーライターの日下慶太氏や、「JAGDA青森」協力のもと、青森で活動する広告クリエイターたちが企画・撮影・デザインを指導している。


また、クリエイティ部は、2024年全国高等学校総合文化祭の郷土研究部門にて、最優秀賞を獲得した実績をもつ。

完成したポスターをチェック

完成したポスターを紹介しよう。



三戸町は南部藩の城下町で祭りが盛んで、祭り好きな高校生が自らモデルに。

同作は、青森朝日放送主催の「ふるさと自慢わがまちCM大賞」に、三戸町代表の作品として応募された。


県外から来た生徒が、三戸町の人々と日々接して感じたやさしさも描かれている。


また、魅惑の三戸フルーツも紹介。さくらんぼ、りんご、桃、プラムなど、三戸はおいしいフルーツの宝庫だ。