これらから、受験手数料は資格によって大きく異なることが分かるでしょう。受験手数料が決して安くない国家資格もあるため、せっかく受けるのであれば、入念に準備を進めておきたいところです。また、受験手数料のほかに登録免許税も発生します。登録免許税は資格の登記や登録、免許について課税されるものであり、資格の種類によって異なることも覚えておきましょう。例えば弁護士の場合は6万円、司法書士の場合は3万円が登録免許税として発生します。
国家資格を取得するための勉強方法
国家資格を取得するための勉強方法には、さまざまなものがあります。その中でも一般的な勉強方法とされているのは、以下の3つです。
●過去問題を解く
●参考書を活用する
●予備校や資格取得のための学校に通う
どの方法が適しているかは、人それぞれ異なるでしょう。そのため、まずは過去問題を解いたり参考書を活用したりなど、さまざまな方法を実践してみることが大切です。また、資格によっては独学だけでは難しいケースも考えられます。このような場合は予備校や資格取得のための学校に通って、不明な箇所や疑問点を相談できる環境を整えるのもよいでしょう。
司法書士や弁理士、中小企業診断士などは日本の平均年収よりも年収が高い国家資格とされている
国家資格にはさまざまなものがありますが、その中でも司法書士や弁理士、中小企業診断士などは日本の平均年収よりも年収が高い国家資格と考えられています。中には日本の平均年収の倍以上になる職業もあるため、今よりも年収を高くしたいなら、そのような国家資格の取得を目指してみるのもよいでしょう。ただし、国家資格は簡単に取得できるものではありません。合格率が1桁の資格も見られるため、取得すると決めたのであれば、勉強できる環境を整えたり、時間を確保したりするようにしましょう。
出典
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査
厚生労働省 国家資格の試験実施主体、受験手数料、受験者数、登録の要否等一覧
国税庁 No.7190 登録免許税のあらまし
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー