二月の一大イベントと言えば節分祭。京都では、多くの有名な神社仏閣で節分の行事があります。冬の京都の大きな見どころの一つであり、二月に京都に行くなら絶対に訪れたいですよね。期間限定の御守や御札、また福豆や外れくじ無しの福引まで。京都の節分に外さないスポットを、京都在住のライターがご紹介します。
みなさまこんにちは!
ご当地ライター、doriと申します。
冬のイベントと言えば、節分。
恵方巻きを食べたり、豆をまいたりしたことはありますか?
日本の伝統的行事である節分には、京都では様々なイベントが行われます。
二月にしか楽しめない、期間限定のイベントも盛り沢山。
特に節分当日には、京都中で節分祭が。
どこを訪れるか、迷ってしまいますよね。
そこで、今回は節分だからこそ訪れたいパワースポットを、京都在住のライターがご紹介します。
京都の名所で、伝統的行事をぜひ楽しんでみて下さい。
節分とは?
節分とは、そもそもなんでしょうか?
実は、「季節を分ける」という意味なんです。
「立春、立夏、立秋、立冬」は聞いたことがありますよね。
それぞれの前の日、つまり新しい季節が始まる前の日のことを言うんです。
そして、昔は立春から新しい年が始まりました。
だからこそ節分の中でも、「古い年が終わる日」である「立春の前の日」は特に大事にされていたんですよ。
今なら、大晦日に当たる日です。
新しい年を迎えるために、厄を払う日。
それが、今でも節分として大事にされているんですね。
追儺という厄払いの儀式が中国から伝わり、今のような節分になったと言われています。
柊大明神の特別な護符「白峯神宮」
崇徳天皇が祀られている白峯神宮は、「まりの神様」でも有名です。
「精大明神」をサッカーなどスポーツの守護神として、必勝を願う選手たちがたくさん訪れています。
全国唯一の「闘魂守」を欲しがる選手も多いとか。
なんと、この神社には魔除・厄除の神「柊大明神」も祀られています。
節分の時期にだけ、柊の特別な護符を授かることが出来るんですよ。
厄除や延命長寿のご利益があり、福豆も一緒に頂けます。
- 白峯神宮
京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町261
TEL:075-441-3810
公式サイト:「白峯神宮」
京都最大級の節分イベント「吉田神社」
京都の節分イベントと言えば、誰もが知っている吉田神社。
例年約50万人の参拝者が訪れる、大々的な節分祭が行われるんです。
境内は多くの露店が立ち並び、厄除祈願やくちなし色の御神札を求める人々が集まります。
「鬼やらい」と呼ばれる追儺式は、平安朝の初期より宮中で行われていたものを継承しており、非常に歴史的な神事です。
四つ目の仮面を被り、特別な衣装を身にまとった様子を一目見ようと、観光客も多く訪れるんです。
節分の時期だけ設えられる「厄塚」に触って身の穢れを清めたあとは、福豆や、魔除けの力があるというクチナシ色の御守はいかがですか?
「抽選券付き厄除け福豆」は、参拝が終わってからのお楽しみもついています。
- 吉田神社
京都市左京区吉田神楽岡町30
TEL:075-771-3788
公式サイト:「吉田神社」
ユニークな鬼踊り「廬山寺」
追儺式として非常にユニークなのが、廬山寺で行われる通称「鬼踊り」です。
松明と宝剣を持った赤鬼、大斧を持った青鬼、大槌を持った黒鬼が舞台に出現し踊るという、とても見ごたえのある儀式があるんですよ。
節分の蓬莱豆と特別朱印の授与も行われています。
紫式部縁のお寺として普段も観光客が訪れるスポットですから、この機会に是非見学されてみて下さい。
- 廬山寺
京都市上京区北之辺町397
TEL:075-231-0355
公式サイト:「廬山寺」
奉納舞など見どころたっぷり「北野天満宮」
北野天満宮の東参道に花街、上七軒があるのはご存知ですか?
祇園と同じように、現代でも舞妓・芸妓さんと会える貴重なスポットです。
けれど、一見さんお断りと言うように、金銭面からも他の理由からもなかなかお茶屋遊びはハードルが高いですよね。
節分なら、なんと無料で舞妓・芸妓さんの舞が見られるんです。
本殿での節分祭に、「北野追儺狂言」、上七軒の舞妓・芸妓による日本舞踊が奉納されるという盛り沢山な節分ですよ。
豆まきも盛大に行われ、厄除の御札なども授けて頂けます。
二月の上旬なら、梅も少しずつ咲き始めていますよ。
- 北野天満宮
京都市上京区馬喰町
公式サイト:「北野天満宮」