同サイトによると、侵入窃盗の侵入口は表2の通りです。
表2
一戸建住宅 | 共同住宅 (3階建以下) |
共同住宅 (4階建以上) |
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1位 | 窓 | 表出入口 | 表出入口 |
2位 | 表出入口 | 窓 | 窓 |
3位 | 非常口 | 非常口 | 非常口 |
出典:警察庁「住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威」を基に筆者作成
どの住宅でも窓や玄関、非常口からの侵入が多いことが分かります。特に窓と玄関からの侵入は7割以上と多いため、鍵を必ずかける、防犯性能の高い部品を活用するなどの対策を実施しましょう。
空き巣被害に遭わないための対策
空き巣被害に遭わないために、以下のような対策を検討しましょう。
・ドアや窓に補助錠をつける
・ドアや窓を防犯性能の高いCP部品に交換する
・ドアにガードプレートをつける
・窓に防犯フィルムを貼る
・死角になる場所にセンサー付きライトをつける
・オートロックシステムがある共同住宅を選ぶ
・庭に砂利を敷く
・必ず戸締まりをする
・玄関付近などに合鍵を置かない
・自宅で貯金をせず銀行に預ける
防犯グッズを使用することも大事ですが、自分の意識や行動を変えるのも重要です。戸締まりや玄関付近に合鍵を置かないなどは習慣化できるように、日頃から意識して行動しましょう。
また、侵入者は連帯感のある地域を避ける傾向にあるようです。侵入窃盗をさせないために、近所付き合いをしたり、日頃からあいさつをしたりして地域全体で防犯対策をすることも重要です。
防犯性能の高い部品への交換や防犯意識を高めて空き巣対策をしよう
令和5年の住宅を対象とした侵入窃盗は令和4年から11.3%増加しました。侵入窃盗の手口では空き巣が最も多く、誰にでも起こる可能性があります。
空き巣被害を防ぐには、防犯グッズの導入や個人の意識改革が重要です。戸締まりの徹底や地域の連帯感の強化など、日常的な防犯行動が犯罪抑止につながります。安全な地域で生活できるように、この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の住まいに合った防犯対策を始めましょう。