ヘンリー王子とメーガン夫人は、同10月にもアーチウェル財団主催のフォーラムに出席するためニューヨークを訪問。2人は7台ものSUVでホテルから会場までの1ブロックをゾロゾロと移動するという厳重な警備体制をとり、パパラッチに追跡されることもなった。
ヘンリー王子がニューヨーク市警にクレーム
人々の記憶からカーチェイス騒動が薄れていた中、英紙「デイリー・メール」は王子がニューヨーク市警の対応に不満を持ち、市警のトップにクレームの手紙を送っていたと報じた。
手紙は、王子が契約していた警備会社タッチストーン社を通して送られたもので、逮捕者が出なかったこと、大ごととしなかったことに不満をむき出しにし、「この事件について警察が隠蔽したのではないかと疑っている」とつづられているという。
さらに、「パパラッチの逮捕を望んでいる。逮捕しない場合は、その理由を記した公式書簡を望んでいる」「カリフォルニア州知事に連絡し、マンハッタン地方刑事局、またはそれより上層部の人間と話し合いができるように頼んでいる」とも書かれており、個人的なコネを持つカリフォルニア州知事の名前を出しながら相当なプレッシャーをかける内容のようだ。
ヘンリー王子は、王室離脱後、ロンドン警視庁による警護を打ち切られたため、この件を口実にして警護の復活を企んでいたのではないか? という臆測も流れたが、実際にニューヨーク市警とロンドン警視庁の間でやりとりはあったようだ。
ニューヨーク市警情報部門のトップ、ジョン・ハートは、23年9月にロンドン警視庁に宛てて、この件について「逮捕者は出ていない。証拠もない」、同年12月には「証拠はある」との書簡を送っていたことが明らかになっている。
ヘンリー王子夫妻は「プロのクレイマー」だと大炎上
クレームレターの報道に、ネット上は大炎上。「政治家のコネを出してくるなんて、プロのクレーマーじゃん」「アメリカ滞在ビザもコネでゲットしたんだろうね」「こんなことするから嫌われる」などの声が殺到した。