◆すれ違い続けるふたりの関係が歪んでいく
9話で有紗が配送の業務に取り組むもミスを連発したことをキッカケに、岡村がそのフォローに奔走する。岡村は同僚や取引先に頭を下げ続け、心身ともに疲弊してしまう。一方、有紗も自分の思う“普通”になるために新しい業務に熱心に取り組み始めた矢先、上手くいかなかったことで「できないことが多すぎて苦しい」と絶望感を覚える。
精神的に追い詰められ、岡村に話を聞いてほしいと考える有紗。しかし、岡村のクタクタな様子を見て、気を使って話すに話せない。ふたりで過ごす時間も減っていき、徐々にふたりの関係性が歪みだす。ついに有紗は仕事を休み、母親である冬美(若村麻由美)のもとを訪れて引きこもる。
岡村は冬美に有紗を連れて帰るように言われ迎えに行くが、本人が会いたくないと言っていると冬美の恋人に説得され、一度は立ち去る。後日、有紗が仕事を辞めたことを知った岡村は冬美の家に再度足を運ぶ。そして、布団を頭からかぶって出てこない有紗を一緒に家に帰るように説得するが、有紗は「もう関わりたくない」と別れを口にした。
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