その夜、『news zero』ではこのニュースを取り上げ、意見を求められた櫻井は、「“二度と不祥事を起こさない”。それが大前提なのは変わりませんし、そのために広く、当事者の声を聞くということが極めて大事だと感じています。特別チームにはそれを踏まえて、どこに問題があってどう変えればいいのか、明確な提言をしてほしいと思っています」とコメントしたのだが……。
「櫻井といえば、6月5日放送の同番組で初めて自身の思いを公に発信した際も『しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい』『二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います』と話していたため、前回のコメントの焼き直しのように聞こえ、中身がないと感じた視聴者も多かった。また、“不祥事”という表現などにも批判の声が出ていますね。櫻井はキャスターとして客観的な意見を述べねばならないと思ったのかもしれませんが、6月5日の放送では『問題の責任が問われている事務所に所属している』と自身の立場に触れたうえで語っていたのに、今回の客観性が強調された口調には“他人事感”が漂ってしまい、“不祥事”という表現にも事態を軽く見ているかのような響きが生まれてしまった。櫻井が問題の事務所に所属しているタレントである事実は変わらないのですから、前回のようにもっと自分の言葉で主観的な意見を語ったほうがよかった気がします」(芸能ライター)
同じ日本テレビの情報番組『シューイチ』でレギュラーコメンテーターを務めるKAT-TUN・中丸雄一とは差を付けられたとの見方も強い。
「中丸は、今月4日に国連人権理事会による記者会見があったのを受け、6日の放送でさっそくコメント。人権理のステートメントの中に、事務所が設置した特別チームの調査について『透明性と正当性に疑念が残る』とあったことに触れ、『まずジャニーズ事務所が設置した外部の調査チームがありますけども、これ実質、第三者委員会とはいえ、100%透明性があるのか?って。その部分がなんか今回、国連が入ることで補完されたらいいなという期待はあります』とコメント。“事務所の対応は足りていない”と指摘しているわけで、所属タレントとしては踏み込んだ発言でした。一方の櫻井は今回、用意していたコメントを読み上げただけのような印象で、中身も当たり障りのないものでした」(同)