ワイシャツのクリーニング代は「メンズ200円」なのに「レディースは400円」でびっくり! ほぼ同じ形状なのに「料金差」がある理由とは?
仕事用のシャツをクリーニングに出すと、たいていの店では女性もののほうが料金は高くなります。同じような形なのになぜ男性ものと女性もので料金が異なるのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。   本記事では、仕事用のシャツが男性ものと女性ものでクリーニング代に違いが出る理由について、実際のクリーニング代の違いなども紹介しながら解説します。

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なぜ男性ものと女性もので料金が異なる?

仕事用シャツのクリーニング代が男性用と女性用で差が出てしまう理由は、女性用のシャツは基本的にワイシャツではなくブラウス扱いされることがあるためです。ワイシャツとブラウスでどのくらい料金が異なるのか図表1にまとめました。
 
図表1

図表1

白洋舍、ポニークリーニング、クリーニングのホワイト急便のWEBサイト より作成
 
クリーニング店によって価格差はありますが、いずれもブラウスのほうが高くなっています。ブラウスをクリーニングに出す際は、できるだけ価格差が小さいところを選ぶとよいでしょう。
 

なぜワイシャツとブラウスで料金が異なる?

なぜワイシャツとブラウスでクリーニング代が異なるのでしょうか。
 

ワイシャツとブラウスの違い

ワイシャツは、もともとジャケットの下に着る下着でした。ワイシャツという名称は「ホワイトシャツ」がなまってできた和製英語です。英語では「ドレスシャツ」と呼ばれています。
 
ワイシャツには以下のような特徴があります。

・立ち上がった形状の襟
 
・袖口がついている
 
・ボタンが右前
 
・素材は綿またはポリエステルが多い

一方、ブラウスは女性向けのゆったりとした上着です。襟の形状は立ち上がったものに限らずさまざまな形状がありますし、袖口がついていないこともあります。素材も綿やポリエステル以外に、シルクやレーヨンなどさまざまなものが使われています。
 
また、ブラウスのボタンは左前です。これはもともとブラウスが上流階級の衣服で、ブラウスは使用人に着させてもらっていたため、使用人がボタンを留め外ししやすいように左前になったものです。
 

ワイシャツとブラウスのクリーニング代が異なる理由