ただ、缶コーヒーの購入を全面的に否定するものではありません。外食の利用などと同じく、コンビニコーヒーや缶コーヒーもそれぞれの状況やこだわりに合わせて利用し、自身が最も満足度が高くなる選択をするのがいいでしょう。
 
ふだん自分で作って飲用するコーヒーを缶コーヒーに変えた場合、以下のようなメリットがあります。これらのメリットが1回あたり100円ほどで買えるとして、支払って良いコストだと思えるのであれば、購入すればいいのではないでしょうか。

・飲みたい瞬間にすぐコーヒーが飲めること。
 
・カップ洗いなどの、片付けの手間が省略できること。
 
・自作では再現できない、缶コーヒー独特の風味が楽しめること。

「缶コーヒーは飲みたいが、1回140円以上のコストが気になる」という人は、自動販売機やコンビニエンスストアで買うことは控え、お気に入りの缶コーヒーを量販店で「ケース買い」しておくことや、割安な大容量ボトルコーヒーに乗り換えてみることなどをおすすめします。
 
また、缶コーヒー購入費を削ることではなく、別の生活費を見直すことで家計費の節約を行っていくこともよいでしょう。自分の気持ちをよく考え、ストレスのない方法で節約をしていきましょう。
 

まとめ

缶コーヒーを自販機やコンビニエンスストアで購入することが日々の習慣になってしまうと、それだけで年間3万円以上の支出になる計算です。家計費の節約を最優先する場合は、コーヒーを自宅で作ってマイボトルで持ち歩くなどの工夫がおすすめです。
 
一方、缶コーヒーには片付けの手間が節約できるなどのメリットもあります。それぞれの状況に合わせ、柔軟に選んでいきましょう。
 
執筆者:山田圭佑
FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント

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